「あんスタには兄弟がいるキャラってどれくらいいるの?」
「朔間兄弟や葵兄弟以外にも、家族設定が深いキャラはいる?」
そんな疑問を持ってこの記事にたどり着いた人に向けてまとめました。
『あんさんぶるスターズ!!』では、兄弟という関係性が単なる設定にとどまらず、キャラクターの性格や行動、物語の展開そのものに強く影響しています。
同じアイドルとして並び立つ兄弟、違う道を選んだ兄弟、アイドルではない家族との関係――それぞれが物語に奥行きを与える重要な要素です。
この記事では、
・アイドル同士の兄弟キャラ
・兄弟関係が物語にどう描かれているか
・アイドルではない兄弟や家族構成
・実際に家族が登場するストーリーエピソード
といった視点から、「あんスタで兄弟がいるキャラ」を分かりやすく整理しています。
キャラ同士の関係性をもっと深く知りたい人や、ストーリーを違った角度から楽しみたい人にとって、理解が一段深まる内容になっています。
推しの見え方が少し変わるきっかけとして、ぜひ参考にしてみてください。
あんスタで兄弟がいるキャラを紹介!

あんスタには、アイドルとして活動しながら“兄弟”という特別な関係性を持つキャラクターが複数登場します。
同じ芸能世界に身を置くからこそ生まれる葛藤や支え合いが物語に深みを与え、ファンにとっても魅力的な要素となっています。
ここでは、アイドル同士の兄弟を紹介します。
朔間兄弟(朔間零 & 朔間凛月)

あんスタの兄弟設定の中でも、真っ先に名前が挙がる存在が朔間兄弟です。
朔間零(UNDEAD)と朔間凛月(Knights)は、作品を知る人であれば一度は意識したことのある兄弟であり、その関係性はあんスタの世界観を象徴する要素のひとつとして描かれています。
二人は同じ血を分けた兄弟でありながら、所属するユニットはまったく異なります。
零はUNDEADのリーダーとして、吸血鬼を自称するミステリアスでカリスマ性の高い存在です。
一方の凛月はKnightsに所属し、飄々とした態度やマイペースな振る舞いが印象的なキャラクターとして描かれています。
共通して“夜”や“闇”を連想させる雰囲気をまといながらも、その表現方法や立ち位置は大きく異なっており、兄弟でありながら同一ではない個性が際立っています。
吸血鬼設定や夜型体質、ミステリアスな空気感など、朔間兄弟には共通するモチーフが数多く存在します。
公式ストーリーの中でも、互いを意識していることが伝わる描写が随所に見られ、兄弟という関係性がキャラクター造形の根幹に据えられていることが分かります。
ただし、その描かれ方は決して分かりやすい「仲良し兄弟」ではありません。
むしろ、距離が近すぎないからこそ生まれる信頼関係が、朔間兄弟の魅力として丁寧に描かれています。
特に印象的なのが、二人の距離感です。
兄である零は、凛月に対して過度な干渉をせず、一人の人間として尊重する姿勢を貫いています。
兄として守ろうとする気持ちは確かに存在しながらも、それを前面に押し出すことはなく、凛月自身の選択や在り方を受け入れて見守る立場を取っています。
この姿勢は、零の精神的な成熟や、兄としての覚悟を感じさせる要素でもあります。
一方の凛月も、兄に対して素直な態度ばかりを見せるわけではありません。
軽口を叩いたり、ぞんざいな態度を取ったりする場面も多く見られますが、重要な局面では零を信頼していることが伝わってきます。
表面的には距離を置いているようでいて、根底では揺るぎない信頼が存在している点が、朔間兄弟の関係性をよりリアルなものにしています。
また、UNDEADとKnightsという異なるユニットに所属していることも、兄弟の対比を際立たせる重要な要素です。
同じ家庭で育ちながらも、選んだ道や価値観は異なり、それぞれが自分の居場所を見つけています。
この「同じ血を持ちながら違う選択をした」という構図は、兄弟という設定を単なる属性で終わらせず、物語性のある関係へと昇華させています。
朔間兄弟は、血縁関係に加えて、生き方や選択の違いまで描かれることで、あんスタにおける兄弟設定の代表例として高い人気を誇っています。
兄弟だからこそ分かり合える部分と、兄弟だからこそ交わらない部分、その両方が描かれている点が、多くのファンを惹きつけ続けている理由と言えるでしょう。
葵兄弟(葵ひなた & 葵ゆうた)

朔間兄弟と並んで、象徴的な存在として挙げられるのが葵兄弟です。
葵ひなたと葵ゆうたは“双子のアイドル”という明確な設定を持ち、ユニット「2wink」として活動しています。
双子であり、同じユニットであり、同じステージに立つという関係性は、あんスタの中でも非常に特徴的です。
2人は外見こそ見分けがつかないほどそっくりですが、性格や内面にははっきりとした違いがあります。
ひなたは明るく社交的で、場の空気を一気に盛り上げるムードメーカー的存在です。
一方のゆうたは、物事を慎重に考えるタイプで、周囲や自分自身を冷静に見つめる繊細さを持っています。
この対照的な性格が、双子という設定に奥行きを与えています。
公式ストーリーで特に丁寧に描かれているのが、ゆうたの抱える葛藤です。
双子であるがゆえに常に比較され、明るく目立つひなたの隣に立つことで、「自分は影になってしまうのではないか」という思いを抱く場面が描かれています。
この葛藤は、単なる自己否定ではなく、アイドルとしてどう在るべきかを模索する過程として表現されており、双子設定を通してアイデンティティの問題に踏み込んでいます。
一方で、ひなた自身も決して無自覚な存在ではありません。
常に前に立つ役割を担いながらも、ゆうたの気持ちを理解し、支えようとする姿勢が随所で描かれています。
ひなたが見せる「兄としての自覚」は、威圧的なものではなく、あくまで自然体です。
双子でありながら兄として振る舞おうとするひなたの姿は、2人の関係性に温かさと強さを与えています。
2winkというユニットそのものも、双子設定と切り離せない存在です。
息の合ったパフォーマンスや、左右対称の振り付け、掛け合いを活かしたステージ構成は、双子であるからこそ成立しています。
しかしその完成度の裏には、2人が互いを理解し、認め合い、補い合ってきた積み重ねがあることがストーリーから読み取れます。
葵兄弟の物語は、「双子だから分かり合える」という単純な関係では終わりません。
同じ存在であるがゆえの苦悩と、違う個性を持つからこそ生まれる成長が、丁寧に描かれています。
互いの存在がアイドルとしての成長を促し合う関係性は、兄弟設定が物語に深く根付いている好例と言えるでしょう。
葵ひなたと葵ゆうたは、キャラクター性・ストーリー性・ユニットとしての魅力のすべてが、双子という設定によって強化されています。
兄弟であることが単なるプロフィール情報ではなく、物語の軸として機能している点で、あんスタを代表する兄弟のひと組として高い評価を受け続けています。
天城兄弟(天城燐音 & 天城一彩)

天城兄弟も、あんスタの中で強い印象を残す兄弟キャラです。
天城兄弟は、あんスタに登場する兄弟キャラクターの中でも、特に強いコントラストを持つ存在として描かれています。
兄の天城燐音(Crazy:B)と、弟の天城一彩(ALKALOID)は、ともにアイドルとして活動していますが、その生き方や価値観、アイドルとしての立ち位置は大きく異なります。
2人の関係性を理解するうえで欠かせないのが、「天城家」という出自です。
天城家は独特なしきたりを持つ家系であり、その価値観は兄弟それぞれに異なる影響を与えています。
燐音は、その環境に強い違和感を抱き、縛られることを嫌って故郷を離れました。
上京後は、自由奔放でどこか掴みどころのない言動を見せつつも、状況を冷静に見極め、計算高く立ち回る人物として描かれています。
一方の一彩は、兄とは対照的に、非常に素直で真っ直ぐな性格の持ち主です。
燐音の背中を追うように都会へ出てきた一彩は、世間知らずな一面を持ちながらも、アイドルという存在そのものに純粋な憧れを抱いています。
言葉や行動に裏表がなく、目の前の相手を信じようとする姿勢は、ALKALOIDの中でも際立った特徴となっています。
同じ家に生まれ、同じ血を引きながら、兄弟がまったく異なる道を選んだ点は、天城兄弟の物語の核と言えます。
燐音は「逃げることで自由を手に入れた兄」であり、一彩は「家の価値観を背負いながら外の世界に飛び出した弟」です。
この対照的な選択が、兄弟の間に微妙な距離感と緊張感を生み出しています。
合同イベントなどで兄弟が同じ場に立つ場面では、その因縁がより強く浮かび上がります。
表面上は軽妙で余裕のある態度を見せる燐音と、真剣に兄を見つめる一彩の視線には、単なる兄弟以上の複雑な感情が込められています。
直接的な衝突だけでなく、価値観の違いそのものが物語の緊張として機能している点が特徴的です。
また、天城兄弟の関係性は「和解」や「断絶」といった単純な構図には収まりません。
燐音は一彩を突き放すような言動を見せる一方で、完全に無関心になることはなく、一彩もまた兄を否定しきれずにいます。
互いに影響を与え合いながらも、簡単には交わらない関係性が、物語にリアリティを与えています。
天城兄弟は、血縁というつながりだけでなく、「同じ環境から出発し、違う選択をした結果」を丁寧に描かれている点が大きな魅力です。
兄弟であることが物語の前提でありながら、それぞれが個人としてどう生きるかが問われる構成は、あんスタの兄弟設定の中でも特に深みのある例と言えるでしょう。
兄と弟、自由と純粋、逃避と憧れ。
相反する要素を抱えた天城兄弟は、家族という枠組みの中で「選択すること」の重さを描き出す存在として、強い印象を残しています。
十条要とHiMERU

あんスタにおいて、兄弟という設定が物語に強い影を落としている関係のひとつが、十条要とHiMERUです。
この2人は、腹違いの兄弟という形で公式設定に組み込まれており、単なる血縁関係にとどまらない、非常に重い物語性を持っています。
十条要は、もともと玲明学園で活動していた青年アイドルでした。
しかし、ある事件をきっかけに深刻な身体的ダメージを負い、日常生活そのものが困難な状態になります。
その結果、ステージに立つことも、アイドルとして活動を続けることもできなくなってしまいました。
要にとってアイドル活動は人生そのものと言える存在であり、それを失うことは計り知れない喪失だったことがうかがえます。
その「要の夢」を引き継ぐ形でステージに立っているのが、現在HiMERUを名乗っている兄です。
公式設定およびファン向けのまとめ情報では、現在のHiMERUは「かつてHiMERUという名前で活動していた十条要の兄」であることが示されています。
つまり、HiMERUという存在そのものが、兄弟の過去と選択の上に成り立っているアイドルなのです。
兄の生い立ちもまた、非常に複雑です。
兄は幼い頃に母を亡くし、その後、父が再婚しようとしたことに強く反発して家を出ています。
家を離れた兄は縁者のもとに身を寄せ、そこで変装技術など、後のHiMERUというキャラクター形成につながる技能を身につけたとされています。
この背景は、現在のHiMERUが持つ「正体を明かさない」「仮面をかぶるような振る舞い」に直結している要素です。
兄が要の代わりにHiMERUとして活動する理由は、単なる同情や義務感ではありません。
それは、弟が叶えられなくなった夢を、自分が引き受けるという選択であり、同時に兄自身の人生をも縛る決断でもあります。
Crazy:Bという問題児揃いのユニットに所属しながらも、HiMERUが常に一定の距離感と理知的な態度を保っているのは、この重すぎる背景があるからだと読み取れます。
一方で、十条要自身は「守られるだけの存在」として描かれているわけではありません。
要は自分が失ったものの重さを理解しており、兄が背負っている役割の大きさもまた、痛いほど分かっている立場です。
だからこそ、2人の関係は単純な兄弟愛や犠牲の物語ではなく、互いに罪悪感と覚悟を抱えたまま続いている関係性として描かれています。
なお、兄の本名や年齢などの詳細なプロフィールは公式には明かされていません。
しかし、あえて情報を伏せられていることで、「HiMERU」という存在が一個人ではなく、兄弟の過去と選択の集合体であることが強調されています。
正体が曖昧であること自体が、キャラクター性の一部として機能している点も特徴的です。
十条要とHiMERUの兄弟関係は、あんスタの中でも特にシリアスで重層的な設定です。
血縁、喪失、代替、そして夢の継承。
これらが複雑に絡み合うことで、兄弟というテーマが単なる背景情報ではなく、物語の根幹として強く刻み込まれています。
兄弟であることが救いにもなり、同時に呪いにもなっている。
十条要とHiMERUは、そんな矛盾を抱えた関係性を体現する存在として、今も多くのファンの考察を集め続けています。
あんスタでアイドルではない兄弟がいるキャラは?家族構成を一覧で紹介

あんスタには、兄弟がいるキャラクターだけでなく、一人っ子や家庭環境が大きく影響しているキャラクターなど、多彩な家族設定が存在します。
家族構成は、キャラの性格や価値観、行動の理由を読み解くうえで欠かせない要素のひとつです。
ここでは、アイドルではない兄弟・姉妹が設定されているキャラを中心に、家族構成を整理し、キャラクターの背景がより分かる形で紹介します。
アイドルではない兄弟がいるキャラの家族構成一覧

まずは、兄弟・姉妹の存在が公式設定として明らかになっているキャラを一覧で見てみましょう。
| キャラ名 | 家族構成 | 兄弟の登場ストーリー |
|---|---|---|
| 鬼龍紅郎 | 父・妹(紅子) | ・爆誕☆五色に輝くスーパーノヴァ ・スカウト!秘密の宝石商 |
| 月永レオ | 両親・妹(ルカ) | あんスタには登場しませんが、『あんさんぶるガールズ!!(あんガル)』登場キャラクターの1人として登場 |
| 三毛縞斑 | 両親・妹(真黒) | ・スカウト!色彩百花 ・無限大★僕らの可能性パラレルワールド ・ガーディアンズ◆アイとラストミッション |
| 姫宮桃李 | 両親・妹 | スカウト!高貴なる遊戯 スカウト!ポイズンアラモード スカウト!ホームパーティ スカウト!プリティ5 追憶セレクション「チェックメイト」特典小冊子「Clown、Crown」 |
| 衣更真緒 | 両親・妹 | 奇跡☆決勝戦のウィンターライブ |
| 真白友也 | 両親・妹 | なし |
| 高峯翠 | 両親・兄 | なし |
| 紫之創 | 両親・弟・妹 | なし |
| 天満光 | 両親・兄・姉 | なし |
| 春川宙 | 両親・妹 | なし |
| 神崎颯馬 | 両親・弟 | なし |
| 乙狩アドニス | 母親・姉3人 | なし |
| 鳴上嵐 | 両親・兄 | なし |
| 蓮巳敬人 | 両親・兄 | なし |
| 羽風薫 | 父、兄、姉 | なし |
| 斎宮宗 | 祖父、両親、姉、兄 | なし |
| 青葉つむぎ | 両親、兄 | なし |
| 巴日和 | 両親、兄 | なし |
| 乱凪砂 | 両親、妹、弟 | なし |
家族が登場するストーリーを紹介
爆誕☆五色に輝くスーパーノヴァ : 鬼龍 紅子

鬼龍紅郎の妹・鬼龍紅子は、遊園地イベントで観客役として登場します。
このエピソードでは、紅郎がイベント衣装を担当したお礼として遊園地の招待券をもらい、流星隊の応援を兼ねて紅子と一緒に遊びに来ている、という微笑ましい設定が描かれています。
紅郎は英智に妹を紹介しつつ、「せっかくだから一緒に来た」と少し照れた様子を見せますが、英智からの軽口に思わずムキになって反論。
妹と自分が似ている点を必死に主張する姿や、紅子に突っ込まれて慌てる様子が印象的で、普段の男気ある紅郎とは違う“兄の顔”がしっかり描かれています。
このやり取りを見た英智が「仲良しだね」と笑う場面からも分かる通り、紅郎と紅子は気取らない、自然体の兄妹関係。
紅郎の義理堅さや家族思いな性格が、設定だけでなく実際のストーリー上でも丁寧に表現されている貴重なエピソードと言えるでしょう。
兄弟が登場するストーリーの中でも、温度感が伝わりやすく、紅郎というキャラクターをより身近に感じられる場面です。
無限大★僕らの可能性パラレルワールド : 三毛縞真黒

三毛縞斑の妹・三毛縞真黒は、斑の家族関係がはっきりと伝わるやり取りの中で言及される存在です。
このエピソードでは、妹である真黒の言動を受けて、斑が「面倒くさい子すぎる」とぼやく場面が描かれます。
一見すると突き放したような言い方ですが、そこには兄として妹を気にかけている様子がにじみ出ています。
光は、斑が妹の見舞いにあまり来ていないことを指摘し、「家族なんだからもっと来るべきだ」と率直に意見します。
さらに、仕事をほとんど受けていなかった創の様子を引き合いに出し、何もしないことで余計に思い悩んでしまう状況を語ります。
この発言は、家族や仲間との関わりが心の支えになることを示す重要な示唆でもあります。
それに対し斑は、真黒の立場を皮肉交じりに表現しつつ、どんな助言をしたのかを問いかけますが、光からは即座に「バカなの?」と切り返されてしまいます。
この軽快な掛け合いからは、斑の不器用さと、妹をどう扱えばいいのか分からない兄としての一面が浮かび上がります。
三毛縞真黒は作中で多くを語られる存在ではありませんが、こうしたやり取りを通して、斑の面倒見の良さや人との距離感がより立体的に伝わるキャラクターとなっています。
あんスタで兄弟がいるキャラは?アイドル兄弟と家族エピソードまとめ まとめ

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