「あんスタ(あんさんぶるスターズ!!)」に興味を持ったばかりの方の中には、「界隈が怖い」「炎上が多い」といった話を見聞きして、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
SNSや掲示板では、「殴り合い騒動」「改変・パクリ疑惑」「アンデ(UNDEAD)や黒雪に関する炎上」など、さまざまなトラブルが定期的に話題になります。
こうした出来事は、実際に何があったのかをきちんと理解しておかないと、誤解や偏見を持ったままファン活動を始めてしまう原因にもなりかねません。
そこで本記事では、あんスタ界隈で過去に起こった主な炎上やトラブルについてわかりやすく解説します。
あくまで事実ベースに沿ってまとめていますので、「何が本当に問題だったのか」「どんな傾向があるのか」を冷静に把握することができます。
あんスタの世界をもっと安心して楽しみたい方や、ファン活動を始める前にしっかり情報を集めておきたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
怖い!あんスタ界隈で殴り合い?民度が低いといわれる理由を深掘り

あんスタは魅力的なキャラクターや緻密なストーリー、豊富なイベント展開により、幅広いファン層を獲得しています。
しかしその一方で、「界隈が怖い」「民度が低い」という声も少なくありません。
中には「殴り合い」というワードが飛び交うほどの激しい論争も……。
では、なぜ同じあんスタファン同士でありながら、こうしたトラブルが頻発してしまうのでしょうか。
ここでは、ファン間の対立が起きる背景や、あんスタ界隈で民度の低さが指摘される理由について詳しく掘り下げていきます。
ファン同士の対立が絶えない理由とは?

あんスタはキャラクターが多く、ストーリーやユニット設定も非常に細かく作り込まれています。
その分、「推しへの思い入れ」や「解釈」に対する温度差がファン同士の対立に発展しやすいという特徴があります。
特に見られるのが以下のようなケースです。
- キャラの性格や関係性に関する「解釈違い」からの言い争い
- 推しキャラの扱いに関する不満が別ユニ推しへの攻撃に変化
- イベントやカード実装を巡る不公平感からの非難合戦
SNSでは「推しが冷遇された!」「あのユニットばかり優遇されている」といった不満の声が炎上のきっかけになることも。
このように数多くのユニットや個性的なキャラクターが登場するため、ファン同士で意見がぶつかることも多く、「自担至上主義」と呼ばれるような過激な主張が発生することもあります。
推しを思う気持ちが強すぎるあまり、対立や摩擦が生まれてしまうのは、ある意味“あんスタ愛”の裏返しともいえるでしょう。
民度の低いと言われる理由

あんスタファンはSNSでの活動が非常に活発で、ファンアートや考察、日々の推し語りなどを頻繁に発信しています。
その反面、発信の自由さゆえに、ちょっとした誤解や認識のズレが即座に「炎上」につながる傾向も強く、これが界隈の“ピリピリ感”を生み出してしまっています。
これにより、新規ファンやライトユーザーが「近づきにくい」「迂闊に発言できない」と感じてしまうことも少なくありません。
ここではあんスタ=民度が低いを言われる理由をいくつか紹介していきます。
過激な言動とマナー違反によるイメージ悪化
あんスタ界隈が「民度が低い」と言われる背景には、ファン同士の過激な言動やトラブルの多発があります。
SNSやファンコミュニティでは推しキャラやユニットを巡る激しい論争が頻繁に起き、時には誹謗中傷や煽り合いに発展することも少なくありません。
また、一部のファンによるイベント会場での過度な声出しや他ユニットファンへの敵対的態度、SNS上での過激なアンチ活動などのマナー違反が界隈全体の印象を悪くしています。
こうした行為は、あんスタファン全体の印象を下げてしまい、「民度が低い」と評される大きな要因となっています。
自担至上主義と排他的な空気が生む分断
人気キャラへの熱狂的な推しが「自担至上主義」を強め、他のファンを排除しがちな空気を作っています。
この排他的な態度が界隈内の溝や対立を深刻化させ、ファン同士の分断を招く要因となっています。
炎上事件の記録と新規ファンの不安
あんスタ界隈には過去の炎上事件やトラブルがネット上に何度も再掲されることで、「またあんスタ界隈で事件が?」という印象が強まっています。
これが新規ファンに不安を与え、「界隈=怖い」というイメージを助長しています。
こうした一部の過激な言動が目立つ一方で、多くのファンは節度を持って作品を楽しんでいるのも事実です。
今後は、自分の楽しみ方を尊重しつつ、他者の意見やスタンスに寛容であることがあんスタ界隈に求められる“民度”と言えるでしょう。
実際には多くの平和なファンも存在している
とはいえ、全てのあんスタファンが攻撃的で怖いわけではありません。
むしろ、多くのファンは推しへの愛を純粋に楽しんでおり、イベントや楽曲の感想をシェアし合ったり、イラストを描いて盛り上がったりと、ポジティブな関係性を築いています。
問題となるのは、あくまでごく一部の過激な行動を取るユーザーであり、それが界隈全体の印象に悪影響を与えているという構図です。
あんスタの殴り合い騒動とは?アンデ関連の炎上騒動を紹介

あんスタに登場するユニットのひとつ「UNDEAD」は、ダークでセクシーな雰囲気から多くのファンがいます。
アンデP(UNDEAD推し・担当のファン)と呼ばれるファンの一部には、キャラ愛が深いがゆえの「過剰な期待」と「強い反発」を持ち過激な行動に出る人たちがいます。
他ユニットだけでなく運営やストーリー展開への不満・批判をSNS等で積極的に発信したり、ライブでのマナー違反や殴り合い事件など大きな話題となったことも。
これらの過激行動が原因で「アンデ担怖すぎ」といったタグが出回ったこともあります。
ここでは、代表的な炎上事件として知られる「殴り合い事件」を筆頭にアンデにまつわる騒動を解説していきます。
殴り合い騒動とは?TwitterやなんJで話題になった理由

あんスタの先行上映会で起きた“観客同士の殴り合い騒動”が、TwitterやなんJなどSNSを中心に大きな波紋を呼びました。
事件の概要と日時・場所
事件が起きたのは、2023年4月2日。
場所は、東京ガーデンシアターで開催された「あんさんぶるスターズ!!追憶セレクション『エレメント』」の先行上映会・夜の部です。
Aブロック5列23番・24番付近の座席で、観客として来場していた女性ファン2人の間で事件は起こります。
騒動のきっかけは口論でしたが、暴力行為にまで発展したため、周囲の観客は騒然となりました。
目撃者の声と現地の雰囲気
- 殴り合いがあまりにも激しかった
- 物が飛び交っていて、双眼鏡が足に当たった
- トーク中に集中できなかった
このように、実際に現地で観覧していたファンからの様子から、会場は一時混乱状態だったことが分かります。
さらに、朔間零役の声優・増田俊樹さんが、舞台上から騒動を目撃していたという投稿も。
「顔色が青ざめていたように見えた」というツイートが拡散され、事件の深刻さに注目が集まりました。
原因は同担拒否?
“同じキャラのファン同士の言い争い”だったという目撃情報があったため、当初は「同担拒否」が原因ではないかと噂されました。
応援スタイルの違いや、うちわ・ペンライトの持ち方をめぐってトラブルになることがよくあり、今回の件もそうしたファン同士のマナーの問題がエスカレートしたものとして広まったのです。
しかし、その後「実際は隣の席の人と偶然ぶつかったことから口論に発展した」という証言があり、同担拒否とは無関係とされました。
現地の目撃談によれば、「座席の態度が気になる」「足の組み方が他人に当たっていた」といった些細な行き違いが、感情を煽ってしまった可能性があります。
アンデPによるスタライでの炎上事件

熱狂的な応援が魅力のひとつでもあるアンデP。
しかしその応援スタイルが、スタライ現地で思わぬトラブルを引き起こしてしまいました。
どんなことが起きたのか?
この騒動が起きたのは2023年3月開催の「スタライ7th」および2024年1月の「スタライ8th」の公演。
特にUNDEADが出演した回では、現地での観覧マナーやSNSでの振る舞いに関して批判が殺到しました。
SNS上で投稿された主な問題行為は
- 開演前や終演後のロビー・通路での大声での叫び声やコール
- 応援グッズやうちわの規定外サイズの持ち込み・振り回し
- 他ユニットの登場時に露骨にスマホをいじる・そっぽを向くなどの態度
- キャストが話している間に「零くんー!」「アンデ最高ー!」などと叫ぶ
- SNS上で他ユニットPを煽るようなツイートの拡散
- イベントルールで禁止されていた厚底靴や盛り髪での参加
- 楽曲中にダンスだけでなく暴れ馬のようにヘドバンを行う
など数多くありました。
これらは公式のルールを破っているだけでなく、周りに迷惑や不快感を与えるもの。
このような行為が複数の来場者から報告され、「一部のアンデPによる観覧マナーの悪さが、現地の雰囲気を壊している」といった声が多く寄せられる結果となりました。
原因は?なぜUNDEADファンが目立ったのか
UNDEADというユニットは、世界観的に「ロックで型破り」「他とは違うスタイルを貫く」といった個性を持っています。
そのため、ファン側も「我が道を行く」「テンションが高め」といった傾向があるのは事実です。
また、UNDEADのセンターである朔間零は、非常に人気の高いキャラクターであり、長年のファンも多いため、“推しへの熱量が高すぎる”あまりに周囲が見えなくなるという面もあるようです。
ただし、あくまでもこれは「一部のファン」による行動です。
多くのUNDEADファンはルールを守り、楽しく観覧しているため、過剰な一般化やユニット全体への誹謗中傷もまた問題視されています。
クライベストーリーへの不満と署名活動

アンデPたちの間で、クライベストーリーの内容に対する不満が爆発し、ついには担当ライターの降板を求める署名活動へと発展した騒動です。
炎上ではなく署名活動という形で可視化されたこの動きは、ファン心理の「怒り」と「期待」が交差した界隈の現状を捉えた象徴的な出来事と言えます。
どんなことが起きたのか?
この騒動は、2023年~2024年ごろにかけてSNSや匿名掲示板で広まりました。
UNDEADのクライマックスイベント(通称クライベ)のストーリーに対し、多くのアンデPが
- クライベのストーリーが過去回収に偏りすぎている
- 人気センターである朔間零に比重が過剰
- 他のメンバー(薫・アドニス)が薄く描かれている
- アドニスに「要らない子」と言わせた
- 運営からの解説に納得ができなかった
と感じたようです。
特に、4年待った推しセンターが“過去の追憶モード”で語られる仕様に、多くの零Pから「期待外れ」「センター返してほしい」といった声が上がりました。
また、一部ファンの間で、「運営やライターがUNDEADを軽視しているのでは」「ライター日日日の書き方に偏りがあるのでは」と感じ、強い不満を抱えるようになりました。
そのような不満が高まる中、一部ファンがメインシナリオライターの退陣やストーリー内容の見直しを求める署名活動を立ち上げました(主にChange.org上)。
原因と背景は?
根本的な原因は、クライベストーリーの内容とファンの期待するUNDEAD像との間に大きな乖離があったことにあります。
また、過去のストーリーと設定が食い違っていた点や、メンバー同士の関係性が軽視されているように感じたファンも多く、「UNDEADが雑に扱われている」という不満が蓄積していたようです。
一部のファンは「UNDEADを知らないライターが書いているのでは?」と疑念を抱き、SNS上でライター名の特定や批判がエスカレート。
やがて「担当ライターの降板を求める署名活動」が開始され、多くの署名が集まりました。
この騒動は、イベント内容だけでなく、UNDEADというユニットへの期待、ライターとの信頼関係、そしてファン文化の構造に深く根ざした問題と言えるでしょう。
静寂の黒雪に関する炎上

あんスタのシャッフルイベント「SHUFFLE×静寂の黒雪」における賛否分かれる展開が、界隈で一部ファンからの不満を呼びました。
炎上という表現には至らなかったものの、UNDEADの扱いやストーリー演出に対する懸念や落胆の声は散見されました。
どんなことが起きたのか?
この騒動が見られたのは、2023年末〜2024年初頭にかけて展開された「静寂の黒雪」関連イベントやストーリー公開後の時期です。
イベントの発表・開催前後から、SNSやファンコミュニティで「不満の芽」が徐々に芽吹き始めました。
イベント「静寂の黒雪」では、朔間零と弟・凛月を中心とした物語が展開されました。
しかし、Twitterやファン掲示板では「零が目立ちすぎ」「凛月の成長が描ききれなかった」といった意見が複数投稿。
特にアドニスや薫を推すアンデPからは、「印象が薄かった」「登場シーンが足りない」と不満の声があり、特定キャラの扱いに偏りがあるように感じられていました。
イベント告知の雰囲気から「凛月の覚醒」「兄弟再起」など期待が膨らんでいた一方で、実際には零の物語の延長でしかなく、「期待していた要素がなかった」との感想が多くあがりました。
なぜ不満が出たのか?
『静寂の黒雪』に対して一部のユーザーから不満の声が上がった背景には、いくつかの要因が重なっています。
まず一つ目は期待とのズレです。
ファンの中には、「朔間凛月が活躍するストーリーになるだろう」という前提を持っていた人が多く、実際の展開との乖離に落胆した声が見られました。
二つ目はキャラクター描写の偏りです。
特に朔間零が中心となる展開が目立ったため、UNDEADの他キャラクターのファンからは「公平さに欠ける」と感じられ、不満が強まった要因の一つとなりました。
三つ目はコミュニティの過熱です。
SNSなどで一部の否定的な意見が目立つことで、「炎上している」という印象が拡大されやすい構造が存在します。
実際の不満の声の規模よりも大きく見えてしまう現象が起きていた可能性もあります。
最後に、解釈の違いや理解の擦れ違いも要因として挙げられます。
同じストーリーであっても、作品やキャラクターの捉え方は人それぞれです。
そのため、誰かにとっては納得のいく展開でも、別の誰かにとってはモヤモヤが残る内容だったというケースもありました。
こうした多層的な要因が絡み合い、不満や疑問が表面化したと考えられます。
あんスタ改変・パクリ問題は本当?ファンの間で物議を呼んだ事例

あんスタでは、公式ストーリーの改変やパクリ疑惑に関して、明確な炎上事件とまではいかなくとも、ファンの間で度々議論が起こっています。
ストーリー改変(改変疑惑)が浮上した事例
2023年夏頃から、あんスタファンの間でざわつき始めたのが「キャラクター設定の整合性問題」。
とくに話題になったのは「追憶*流星の篝火」や、その後に公開されたストーリーでした。
ファンたちは、過去に公開されていたキャラのセリフや背景に違和感を覚えるようになり、「あれ?こんな話だったっけ?」という声が少しずつ増えていったのです。
一部のユーザーが気づいたのは、以前公開されたセリフが後になって“しれっと”修正されていたこと。
とくに議論を呼んだのは、深海奏汰に関する描写でした。
彼が「正義の味方」という言葉にどう出会ったかという重要なエピソードに、複数の“ルート”が存在するように見えてしまい、矛盾が発生。
そのため、一部セリフが運営によって書き換えられる対応が取られました。
もちろん、これはストーリー同士の整合性を取るために仕方なく行った対応なのかもしれません。
しかし、ファンとしては「後から都合よく改変された」「キャラの根幹に関わる部分をそんな軽く扱わないでほしい」と、納得しきれない思いが募っていきます。
とくに人気の高いユニットやキャラが修正対象になった場合、その反応はより過敏に。
ファンにとってキャラの過去や言葉は、“思い出”そのもの。
それを「なかったこと」にするような調整は、「キャラの人格や信念を軽んじている」と受け止められ、不信感につながってしまったのです。
パクリ疑惑として話題になった事例
2019年から2022年頃にかけて、公式楽曲やキャラクターデザインなどをめぐる「パクリ疑惑」が話題になることがありました。
これらの出来事はSNSやファンの間で注目を集め、一部では炎上騒ぎにまで発展しています。
たとえば、Valkyrieの楽曲「Acanthe」が、アニメ『マクロスF』の劇中歌「サヨナラノツバサ」と旋律が似ているという指摘があり、音楽系のブログやSNSで比較動画などが出回りました。
この件では作曲者に対して批判的な声が寄せられ、曲自体の評価とは別に、不信感が残る結果となってしまいました。
また、VTuberや同人作家による創作作品において、「あんスタ公式風」の演出やデザインが用いられたことで、「公式と誤認される可能性がある」としてファンから疑問視された事例もあります。
特に、衣装やキャラクターの構図が似ていたり、作家本人が「あんスタリスペクト」と発言したことが、かえって「世界観を無断で借りている」「あんスタに便乗している」といった否定的な意見を招くこともありました。
こうしたトラブルの背景には、あんスタの厳格な公式ガイドラインが関係しています。
とくに商用目的での類似作品や、世界観を勝手に接続しようとする表現については、ファンの間でも敏感に反応が起こりがちです。
実際に、創作関係者が「あんスタの世界観と繋がっている」といった趣旨の発言をした際には、「勝手に私物化している」として非難され、騒動が拡大したケースもありました。
公式・ファン双方の世界観への強いこだわりがあるからこそ、類似や引用には特に厳しい目が向けられやすいあんスタ界隈。
創作の自由と公式の保護、そのバランスが問われる難しい問題でもあります。
あんスタで殴り合い!?ファン同士のトラブルと界隈の民度問題とは まとめ

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