あんさんぶるスターズの明星スバルといえば、Trickstarのムードメーカーとして知られる、太陽みたいに明るいアイドルです。
ところがストーリーを読み進めていくと、その明るさの裏側に「父親」という重たいキーワードが何度も顔を出してきます。
「あんスタの明星の父って、結局なにをした人なの」
「明星スバルの父親は生きてるの、それとももう亡くなっているの」
「ゴッドファーザーとかHiMERUとか名前は出てくるけれど、関係性がまったく分からない」
このように、情報が断片的すぎて全体像をつかめないまま止まってしまっている方は少なくありません。
なぜなら明星スバルの父親にまつわる話は、メインストーリーだけでなく、SS編や追憶イベントなど複数の物語に分かれて少しずつ明かされているからです。
そのうえ公式が明言していない部分も多く、ファンの考察と公式設定が入り混じって語られやすいテーマでもあります。
この記事では、明星スバルの父親がファンとの間で起こした事件の内容、警察沙汰になった経緯、生きてるのかどうか、ゴッドファーザーやHiMERUとのつながり、そして明星スバルの過去が重いと言われる理由までを、公式で描かれた部分とファンの考察を分けながら整理して解説します。
ネタバレを含みますので、ストーリーを自分の目で読みたい方はご注意ください。
あんスタの明星スバルの父が起こした事件とは?

まず押さえておきたいのは、明星スバルの父親がただの一般人ではなく、誰もが認めるスーパーアイドルだったという点です。
その頂点にいた人物が、たった一夜の出来事で業界から姿を消すことになりました。
ここでは事件そのものの流れと、そこから警察沙汰へ発展していった経緯、そして「生きてるのか」という疑問について順番に見ていきます。
明星スバルの父親のファンだった女性は誰なのか

事件の中心にいたのは、明星スバルの父親を熱狂的に応援していた1人の女性ファンでした。
この女性が誰だったのかという点は、長らくファンの間で語られてきた大きな謎のひとつです。
事件は父親のライブの生放送中に起きた
事件が起きたのは、明星スバルの父親が出演していたライブの生放送中でした。
熱狂的な女性ファンが突然ステージに上がり、明星スバルの父親に抱きついたのです。
そこで一悶着あり、その最中に女性ファンが自ら転倒してしまいます。
そして打ちどころが悪く、女性は帰らぬ人となってしまいました。
ここで押さえておきたいのは、明星スバルの父親が女性ファンを突き飛ばしたわけではないという点です。
記録上もあくまで事故として処理されており、故意に危害を加えたという描かれ方はされていません。
それでも生放送という逃げ場のない場所で人が亡くなってしまったという事実だけが、映像とともに残ってしまいました。
このあと明星スバルの父親が背負わされていくものの重さは、ここから始まっています。
亡くなった女性ファンの正体はのちに判明する
事件当時、この女性ファンが何者なのかは物語の中で詳しく語られていませんでした。
名前も明かされないまま「熱狂的なファン」としてだけ扱われていた期間が長かったのです。
ところが後年、まったく別のユニットのストーリーの中で、この女性がある少年の母親だったとされる情報が出てきます。
それがCrazy:BのHiMERUに関わる人物、十条要の母親です。
十条要の母親はアイドルの熱心なファンで、要が幼いころに亡くなったとされています。
この点については後半のH3であらためて詳しく整理しますが、ひとつの事故がまったく別のユニットの少年たちの人生まで巻き込んでいた、というのがこの物語のいちばん重たいところです。
ただし、このつながりは断片的な描写を読者が結び付けて理解する形で示されている部分もあり、細部の解釈はファンによって分かれています。
あんスタで父親が警察沙汰になった経緯

女性ファンが亡くなった時点では、あくまで不慮の事故という扱いでした。
しかしそこから明星スバルの父親は、逮捕・投獄という最悪の結末へ向かっていきます。
不慮の事故から逮捕までの流れ
事件そのものは当初、不慮の事故として処理されたとされています。
ステージ上で起きた偶発的な出来事であり、明星スバルの父親に殺意があったわけではないからです。
ところがその後、身辺調査が進むなかで、違法な献金や同僚への傷害といった別の疑いが次々と表沙汰になっていきます。
いわゆる余罪が出てきた形で、明星スバルの父親はついに逮捕され、刑務所へ入れられることになりました。
ただしこの余罪についても、のちの展開を踏まえると、でっち上げだった可能性が指摘されています。
つまり「余罪があったから逮捕された」という当時の報じられ方そのものを、額面どおりに受け取ってよいのかは怪しいということです。
アニメ版でも、明星スバルの父親が連行されていく様子が回想の映像として挟み込まれており、視聴者に強い印象を残した場面として語られています。
このとき同時に世間へ知られてしまったのが、明星スバルの父親には妻と子どもがいたという事実です。
当時は妻子がいることを隠したままアイドル活動をしていたため、その発覚がさらに火に油を注ぐ形になりました。
「業界の汚点」と呼ばれるまで
この一連の出来事は、のちに男性アイドル業界における「業界の汚点」と呼ばれるまでになります。
一人のトップアイドルが人を死なせ、逮捕され、しかも家族を隠していたという報道が重なったのですから、当然といえば当然でしょう。
ただし物語が進むにつれて、この事件には別の側面があったことが示されていきます。
メインストーリー第二部のSS編では、この事件がコズプロ上層部による策略だったという趣旨の説明が語られました。
つまり明星スバルの父親は、まったくの無実というわけではないにせよ、意図的に追い落とされた側面があったということです。
ファンの間でも「明星父は冤罪だったのではないか」という見方は根強く、嫉妬した人物が罪をでっち上げたという解釈も語られています。
いずれにしても、この事件をきっかけに男性アイドル業界そのものが長い低迷期へ入っていきました。
Trickstarが夢ノ咲学院で戦っていた「革命」という物語も、元をたどればこの事件から続く冬の時代の延長線上にあるわけです。
明星スバルの父親は生きてるのかどうか

「明星スバル 父親 生きてる」という検索が多いのは、この設定がとにかく分かりにくいからにほかなりません。
結論から言うと、公式に描かれている範囲では亡くなっています。
ただし、それだけで終わらないのがあんスタの怖いところです。
公式描写では獄中死したとされている
逮捕され投獄された明星スバルの父親は、かつてのスーパーアイドルとは思えないほど衰弱していったと語られています。
そして釈明の機会もほとんど得られないまま、獄中で亡くなったとされます。
明星スバルや周囲の登場人物にとって、父親はすでに「故人」として扱われている、というのが基本の前提です。
現在の明星家は母と愛犬の大吉が中心で、実質的に母子家庭のような状態になっていることも描かれています。
ですので「明星スバルの父親は生きてるの」という問いに対しては、まず「物語の表向きでは亡くなっている」と答えるのが正確です。
生存説がファンの間で語られる理由
それでも生存説が消えないのには理由があります。
メインストーリー第二部SS編の第三章「シークレットサービス」で、隠居を望んだゴッドファーザーの座を明星スバルの父親が引き継ぎ、二代目として座っていた、という趣旨の展開が出てくるからです。
つまり獄中死したはずの人物が、別の形で業界の裏側に居続けていた可能性が示唆されたことになります。
さらにSS編の終盤では、乱凪砂が「今も生きている可能性のある二代目ゴッドファーザーを斃し、三代目の神となる」という決意を語る場面もありました。
この「今も生きている可能性のある二代目」が明星スバルの父親を指すのではないか、というのが生存説の根拠です。
ただし、ここは公式が明確に一本の答えを提示している部分ではありません。
ファンの間でも時系列の整合性について議論があり、「いつ獄中死して、いつ二代目の座に就いたのか分からない」という声が多く見られます。
そのため現時点では、亡くなったという描写と、別人として生き延びていた可能性を示す描写の両方が存在している、という理解にとどめておくのが安全です。
あんスタの明星スバルの父をめぐる人物相関と重い過去

明星スバルの父親の話がややこしく感じられるのは、登場人物同士のつながりが幾重にも重なっているからです。
ゴッドファーザーという業界の支配者、そしてCrazy:BのHiMERU。
この2つの線を押さえると、全体像がぐっと見えやすくなります。
明星スバルの父親とゴッドファーザーのつながり

あんスタの物語を語るうえで避けて通れないのが、ゴッドファーザーと呼ばれる人物の存在です。
明星スバルの父親は、このゴッドファーザーと非常に深い関係にありました。
ゴッドファーザーに寵愛されたトップアイドル
ゴッドファーザーとは、かつて芸能界を牛耳っていた支配者のような人物です。
もともと自身もアイドルで、あんスタの世界における男性アイドル文化そのものを作り上げた立役者とされています。
本名は明かされておらず、その名を口にすること自体がタブー視されているほどの存在です。
そして乱凪砂の養父にあたる人物でもあります。
このゴッドファーザーが現役時代に強く寵愛していたのが、明星スバルの父親でした。
ファンの間では、明星スバルの父親はゴッドファーザーの「使徒」と呼ばれる立場にあったと語られています。
業界の頂点に立つ支配者から目をかけられた、まさにトップ中のトップだったということです。
ちなみに幼いころの乱凪砂と明星スバルの父親が出会ったのも、このゴッドファーザーを介してだったとされています。
乱凪砂が現在のような生き方をしている背景にも、この関係が影を落としているわけです。
二代目ゴッドファーザー説はどこから来たのか
前述のとおり、SS編第三章では明星スバルの父親がゴッドファーザーの二代目として座っていたという展開が描かれます。
初代のゴッドファーザーが隠居を望み、その座を明星スバルの父親が引き継いだ、という構図です。
この説が多くのファンに受け入れられているのには理由があります。
もしゴッドファーザーが健在なら、あれほど愛していた男性アイドル業界が事件後に衰退していったことの説明がつかないからです。
逆に、罪を背負って表に出られなくなった明星スバルの父親が二代目として座っていたと考えれば、業界が支援を失って冬の時代に入った理由が通ります。
一方で、この設定は時系列がかなり入り組んでおり、公式の説明も断片的です。
「整合性が取れていない」と感じているファンも実際に少なくありません。
ですので二代目ゴッドファーザー説は、有力な読み方のひとつではあるものの、確定した事実として語るのは避けたほうがよいでしょう。
明星スバルの父親とHiMERUを結ぶ因縁

明星スバルの父親の話でもっとも重たいのが、Crazy:BのHiMERUとのつながりです。
まったく別の学園、別のユニットにいる2人が、あの事件を通じてつながっていました。
十条要の母親と事件の関係
HiMERUという名前で活動しているアイドルには、十条要という本名があるとされてきました。
ところが物語が進むにつれ、現在HiMERUとして活動している人物は、本物の十条要とは別人であることが明かされます。
本物の十条要は過去のある出来事によって心身を壊し、現在は入院中とされています。
そして今HiMERUとして立っているのは、その兄にあたる人物です。
ここで明星スバルの父親が関わってきます。
十条要が慕っていた母親は、アイドルの熱狂的なファンでした。
そしてその母親こそ、明星スバルの父親のライブで亡くなった女性ファンだったとされています。
要の両親は事件の時点ですでに離婚していたものの、父親も世間からの激しい批判を受けて心を病んでいったと語られています。
さらに十条要と兄の父親は、ゴッドファーザーの実の子ども、つまり息子にあたる人物だとされています。
そうなると明星スバルの父親をめぐる話は、事件の加害側と被害側という関係だけでなく、ゴッドファーザーという一本の線でもつながっていることになります。
つまり十条要は、あの事件によって母を失い、家庭も失った側の子どもだということです。
今のHiMERUが背負っているもの
この真相が大きく描かれたのが、2022年に開催されたイベント「追憶*遊色が奏でるオブリガート」でした。
このストーリーは内容の重さから、ファンの間で長く語り継がれている一編です。
作中では、十条要が黎明学園で暴行を受け、その映像が講堂で流されるという出来事が描かれます。
これによって十条要は立ち直れないほどの傷を負い、入院することになりました。
そこで兄が弟の代わりにHiMERUという名前を背負い、アイドルとして立ち続けているという構図です。
整理すると、明星スバルは事件を起こした側の子どもで、HiMERUと十条要は被害を受けた側の子どもということになります。
ただし作中で2人が直接ぶつかり合うような描写が中心に据えられているわけではありません。
それぞれが別の場所で、それぞれの形であの事件の後始末を背負っている、というのがこの物語の描き方です。
だからこそ読んでいてつらい、と感じるファンが多いのでしょう。
明星スバルの過去が重いと言われる理由
ここまで読むと、明星スバルの過去が重いと言われる理由がはっきりしてきます。
父親を失っただけでは終わらなかったのが、明星家のその後だからです。
母と2人きりになった明星家のその後
明星スバルの父親が妻子の存在を隠して活動していたことが発覚したため、世間のバッシングは家族にも向かいました。
父親本人はすでに逮捕されているため、矛先が母親と幼い明星スバルに向かってしまったのです。
その結果、母親は心を病んでしまったとされています。
明星スバル自身も、高校に上がるまでは人目を避けるような生活を送っていたと語られています。
つまり明星スバルにとって、幼少期から中学時代までは「隠れて生きる時間」だったということです。
現在の明星家は母と愛犬の大吉が家族で、父の不在がそのまま日常になっています。
あの明るいスバルが、家ではどんな顔をしているのか。
そう考えると、ストーリーの見え方がかなり変わってくるのではないでしょうか。
それでもスバルが太陽であり続ける理由
それだけの過去を背負いながら、明星スバルはアイドルの道を選びました。
理由は単純で、父親のまばゆい輝きに憧れたからです。
世間からどれだけ叩かれても、スバルにとって父は「キラキラしていた人」でした。
だからこそ夢ノ咲学院に入り、自分もその輝きを目指したわけです。
そしてもうひとつ大切なのが、明星スバルの明るさが天然のものだけではないという点です。
初期のスバルはただ楽観的な少年として描かれていましたが、可愛がっていた紫之創に降りかかった出来事を目の当たりにしたことで、アイドルとして本気で立ち上がる転機を迎えます。
つまりあの太陽のような性格は、生まれつきの気質であると同時に、自分で選び取った生き方でもあるということです。
明星スバルの過去が重いと言われる一方で、多くのファンがスバルを愛してやまないのは、この「選び取った明るさ」に理由があるのでしょう。
暗さを知っているからこそ、誰かを照らせる。
Trickstarの物語が刺さるのは、そういう積み重ねがあるからだと言えます。
あんスタの明星スバルの父とは?事件や生きてる説の真相を解説! まとめ

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